
・広いスペースと、長い時間を許容できる場合、基本的には自然に樹形は整ってきますが、そうでない場合がほとんどだと思いますので、あまり負担にならないよう毎年のこまめな手入れがおすすめです。
・落葉後〜2月頃まで整枝剪定(骨格剪定)に適期
・整姿剪定(小透かし剪定)程度であれば通年でお手入れが可能です。
・小枝の手入れ
イロハモミジでは特に若木の場合、徒長枝(とちょうし※本幹と枝の付け根あたりや、枝の途中からから出る真っ直ぐに伸びた強い枝) のお手入れには注意が必要になります。この枝は非常に成長力が強く、そのままにしておくと植木のバランスを崩してしまったり、大切な枝を負かしてしまう場合があるからです。剪定作業は出来るだけ根元から落とすようにし、それとあわせて根元から伸びるヤゴ(ひこばえ)の剪定作業も忘れずに行いましょう。又、苗木から育てる場合は真っ直ぐに伸びた芯の枝が非常に大切になりますからむやみに切り落としてしまわないよう注意されてください。イロハモミジの苗木は同じ太さの枝が複数伸びてきてどれが芯になるのか迷う事もありますが、そういった場合は一番ストレス無く真っ直ぐに伸びる枝を芯にしてあげると自然風の樹形に育ちやすくなります。
・太枝の手入れ
自然のままに成長させたイロハモミジはとても美しい樹形になりますので、あまり手入れをしたくないと感じられる皆さまが多く、剪定にも非常に気を使います。やむを得ずイロハモミジの太枝を落とさなければならない場合は落葉後〜2月頃までに行いますが、太い枝を剪定する場合、特に注意していただきたい点は一度それによって崩れたバランス(徒長枝などによる影響)は整うのに非常に時間がかかるという点です。樹勢の強いイロハモミジはこの徒長枝の扱いが特に難しく、職人の方も梃子摺るのではないかと思います。万が一そのような状態になってしまっても毎年のお手入れを続けていけば長い時間の中で自然に樹形は整っていくのですが、徒長枝が落ち着くまでは綺麗な紅葉は期待出来ません。一般的に、重なり枝、平行枝などの場合が多いかもしれませんがそれらの枝は必ず不要になるといった事ではなく、植木全体の雰囲気、そして周りの景観によって個々に変化してくるものですので最終的な判断はご個人様の感性によるところとなります。お近くにプロの方や、経験者の方がいらっしゃるのであれば事前にご相談されてください。
小透かし程度の軽い剪定であれば基本的には通年で行っていただくことができます。小枝のお手入れをされる場合は、出来るだけ根元から落としていただくようにし、混みすぎた部分や不自然に飛び出た部分など、植え込まれている場所や、日光の量などを考慮してバランスよく行ってください。もちろん下草などを植えられている場合はそれらの特性も考慮して剪定をされる必要があります。こういった場合のイロハモミジの剪定は剪定バサミなどを使用しなくても手で簡単につむことが出来ますので、毎日眺めるときにちょっとの時間で出来ますので面倒がらずに頑張ってください。可愛がられた植木はきっとそれに答えてくれると思いますし、出来れば行いたくない太枝等の剪定作業が少しでも軽減出来るようにしておきましょう。

※本ページのご説明は花実屋の経験則から記述しておりますので参考としてお使い下さいませ。書籍などもたくさん発行されておりますので皆様のスタイルにあったものを活かされるのが良いと思います。